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日々のできごと

2024/07/12

身近な植物・野菜から「匂い(どんな匂いかな?匂いの違いって?)」~3.4.5歳児~

 保育室で育てていたバジルやしそに芽が出始めた時から「おいしそうな匂いがしない?」とよく匂いをかいでいました。

 しその匂いには「うぇっ」と鼻をつまむ子どももいましたが「良い匂いする」と何度も匂っている子どももいました。

 芽も増え、更に葉の匂いが強くなってくると「匂う」ということが子どもたちの中で自然になってきました。そこで「匂い」という目に見えないものをより感じてもらおうと保育園にある匂いのある葉を探してもらうことにしました。

「野菜の匂いがする」「トマトときゅうりは少し違う気がする!?」「ちくちく(きゅうりの葉)が鼻についた!痛い!」

「みかんの葉っぱの匂いは知ってる!砂場で遊んでたら匂いするもん」

5歳児が3歳児に、「少し葉をちぎってみると匂いがよく分かるよ」と教えていました。

「くすのきって匂いあるん?」

 可愛いハートの形の葉をみつけて…匂ってみると匂いの強いヘクソカズラでした。 「うわ〜…この匂いもう無理…」

 花は良い匂いがすることを知っている子どもが多かったのですが、バジルやしそを育て始めてから葉っぱにも匂いがある事に気付いてきていました。そして「匂い」「香り」の中にも様々な違いがあり、探し始める前に、「良い匂い」「くさい」だけでなく、「どのような匂いか言葉で考えて伝えあおう」と話していました。実際に匂いを嗅ぎながら「〇〇みたいな匂い」と子どもたちそれぞれに例えながら伝え合っていたのが印象的です。経験したからこその言葉の広がりを感じさせてくれました。子どもたちのペースで植物への興味や知識を深めながら、「やってみること」のおもしろさを感じてくれればと思います。

 結局、園庭にはこれだけの匂いのある植物が育っていました。

みんなでまた探してみよう☆